池島は長崎県長崎市にある周囲4kmの小さな離島で、炭鉱設備や炭鉱アパートがまだきっちり残っている「島丸ごと産業遺産」とも言える日本でも数少ない場所です。また、トロッコに乗って本物の坑道も見学できます。(地図:Google Map)
古くは半農半漁な島だった池島は、1952年松島炭鉱の用地買収により石炭の島として開発が進みます。1959年に出炭がはじまり、2001年11月29日に閉山するまでの49年間、池島の石炭はカロリーも高く高品位な石炭として日本のエネルギー産業を支えてきました。
最盛期には8000人近い人が生活していた池島も、閉山から10年経ち人口は300人程度まで減ってしまいました。街並みは活気が薄れ少々寂しくなりましたが、炭鉱設備はまだ数多く残っていますし、都市鉱山系の会社「池島アーバンマイン」もあります。
現在の池島はいろいろな方に訪れていただこうと、観光事業の取り組みを初めています。このサイトは坑道見学を中心に池島とはどういう場所なのかをみなさまに知っていただくため立ち上げました。